数年前
あのときの20万円は大きかったのです。
自分のお小遣いは払底してしまっていましたから。生活費から捻出したなけなしもお金でした。
しかも送る相手は今東京で自分が作ったかんざしの写真展をしていて、終日までに支払う会場費などの不足があり、足りない分を支援してほしいといういうことでした。
素晴らしい芸術家だし苦労しているのもわかっていたからなんとか力になりたくて、絞り出した20万円。
あろうことかすごく馬鹿馬鹿しいことでミスをして、違う知らない人の口座に入れてしまったのです
何をしてしまったかというと、口座番号がよく見えていないのにこの番号だろうと
数字を押してしまったのです。ただ眼鏡を取り出して確認するだけのことを怠ったのです。
もう一度送るほどのゆとりは無かったし、彼女にはすまないことをしてしまいました。
ゆうちょ銀行のATMでのことでした。
お金が届かないということで慌てて
ゆうちょ銀行に、振込先を調べてもらい本人に返金のお願いをしてもらいましたが返さないとのこと。法的には受け取った方に支払い義務はなくこちらは泣き寝入り。調べてくれて確認までしてもらい、こんな時はミスした方が全てを負うということを知りました。 痛いし高くついた経験でした。
この痛い事件ですっかり恐れをなしてからはお金に関することは必ず眼鏡をかけています、まあ当たり前なんですが。
ですから、指が間違って触れただけで送金されてしまったり番号が押されてしまう
携帯やパソコンからの操作などする気になれません。
通販ならミスしても関門がそれなりにいろいろ設けられているし、細かな案内も来るので心配はありません。
いつも思い出しては、あーあ、20万円あったら冬のコートといい靴が買えただろうにとまるで牛が草を食べてから反芻するかのようです。ある時は、あーーあ、プチ一人旅も行けたんじゃない!などと思っては繰り返し残念がっています。私の頭の中はもはや牛の反芻胃とかしています。 何より彼女に大変な思いをさせずに済んだことなのに。
年末年始お金は大なり小なり動く時期です
お孫さんに年玉の送金をされる方は特に気をつけてください、メガネはもちろん、番号の記載ミス、押し間違えなど、届かなかったらみんなががっかりします。見知らぬ受取人はなんの咎めもなく合法的に懐が温まるのです。
皆様確認用心おこたりなく背伸びせずお過ごしくださいませ